たとえ同じ病気であってもすべての患者さんに同じ治療を行うわけではありません。患者さんの数だけ治療方針があります。ご本人さんやご家族の希望を汲み、十分に相談し、その患者さんの個性や希望に合わせた医療を提供していきます。そんないろどりのある医療を行っていきます。
定期的な診察(月に1-2回)に加えて、状態が悪くなったとき(発熱、呼吸苦、痛みなど)にはいつでも対応します。必要な場合には緊急で往診を行います。
自宅で安心して過ごすためには介護側のサポートも重要です。訪問看護やケアマネージャーと連携して、どのように自宅で安心・安全に過ごせるのか総合的にサポートしていくことで療養環境を整えます。
専門医による慢性腎臓病のフォローを行います。
当院の在宅医療により日常に近い場所で診察することができ、食事内容や日々の生活を直接見ることで的確な指導ができ腎臓病の進行を抑えることができます。また腎不全が進むと腎性貧血の治療が必要です。腎性貧血を治療する注射には種類と用量が約15種類ほどあります。最近では内服薬もあります。その中から最適なものを患者さんの状態に合わせて調整して使用します。
血液透析に通われている患者さんでも、褥瘡の処置や糖尿病の管理、服薬指導などを行います。また透析の継続が困難な方の相談にも乗ります。
腹膜透析は在宅医療と非常に相性の良い医療だと考えます。月に1回の通院すら不要となり、月に2回ご自宅へ訪問して診察を行います。